






イスラムの領土占領でもたらされたトゥロン
トゥロン(turrón)のルーツは、アラブの食文化からもたらされたといわれています。
5世紀ごろスペインのあるイベリア半島は、キリストが国教の西ゴート王国の領土でしたが、8世紀ごろから、イスラム教の国が侵攻、イベリア半島の大半を占領します。
この時から、ユダヤ教徒もイベリア半島に移住し生活を指定ました。
地図
再びキリスト教の国が国土を取り返すまでの約800年間で、イスラム教を始めとしたアラブの文化や技術がこの地に根付きました。
農作や食文化もその一つです。イスラム文化圏から灌漑技術がもたらされ、スペインで稲作作や果樹栽培がおこなわれるようになりました。スペインの伝統料理パエリアが誕生したのもここからだといわれています。
また、その土地に残ったイスラム教徒やユダヤ教徒が改宗を余儀なくされ、キリスト教の修道院に入ったことはスペインのお菓子のレシピに大きな影響を与えました。
そう、その代表的なものがトゥロンなのです。
※大航海時代にスペインが植民地化したペルーとフィリピンにもトゥロンと呼ばれるスイーツがあります。バナナを使ったり全く別物ですが・・・
トゥロンはスペインを代表するお菓子
トゥロンがスペインのお菓子の代表的存在であるのは、スペインがアーモンド生産大国だからと言えます。生産量は世界第二位で、地中海沿岸地域を中心に生産が行われています。
とくに有名なのはスペインの地中海西部のアリカンテ県ヒホナで生産されるトゥロンです。この土地で作られるトゥロンは品質保証制度である「IGP(地理的表示保護)」を取得しており、トゥロンがスペインにとって重要なお菓子であることを証明しています。


クリスマスとトゥロンの関係
さて、トゥロン砂糖や蜂蜜、卵など高級な材料を使うので、クリスマスの特別な時に食べられてきました。
今では専門店やスーパーで通年購入することができますが、10月ごろになるとスーパーでトゥロンの催事が始まるそうです。
チョコレートやストロベリーキャラメルなどいろんな味が作られているようです。
トゥロンに似た子貸で、フランスの「ヌガー」やイタリアの「トッローネ」もクリスマスの時期に食べられることで知られています。
さて、私が今回購入したトゥロン、左がハードタイプ、右がソフトタイプのトゥロンです。

Amazonで通年販売しているので気になる人は検索してみてください。





今回のクリスマスのお菓子は、スペインのトゥロンを紹介しました。
~日本で味わうクリスマス~クリスマスをもっと楽しもう!をモットーに、クリスマスのお菓子の食レポを投稿します。
次回もお楽しみに!


コメント