ルスキーユはスペインから来た ?東京で売ってる場所

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ルスキーユは南仏のお菓子

ルスキーユ(Rousquille)とはフランス南部のコリウール周辺で作られている地方菓子です。

アニスを効かせたドーナツ型のビスケットにレモン風味の砂糖がけをしたスイーツ。

現地のパティスリーで買うこともできれば、工場で大量生産された箱詰めの商品をスーパーで手に入れることができます。

ルスキーユの味

地方菓子というものはレシピによって味わいが多少異なるもの。

ただし、生地にアニスを使用し、コーティングにレモン風味の白いコーティングをする、というのが基本のようです。

私が食べたものは生地がしっとりとしており、マドレーヌのような焼き菓子に近い食感でした。

一方で、サクサクした、パキッと折れるビスケット生地を作るレシピも多数あります。人によっては「ボーロのような」「サブレのような」食感だと言う人も。

他にもグラサージュ(砂糖のコーティング)をメレンゲを使っている料理本もありました!

グラサージュと違って、サクッとした軽い食感になるので食べた時の印象が全く違ってきそうです。

ルスキーユの語源

ルスキーユ(Rousquille)はスペインのロスキージャス(Rousquillas)に由来します。

ロスキージャとはスペインで「小さい指輪」という意味。我々となじみ深い揚げ菓子のドーナツや、ドーナツ型のクッキーもロスキージャス・○○というくくりになっています。

ルスキーユの作られる地域はすぐ南にスペインがあり、スペイン文化の影響を受けています。(後述しますが元々スペインの領土でした)

スペインの伝統的なドーナツとルスキーユには共通点があり、ルスキーユからフランスに息づくスペイン文化を垣間見ることができます。

ルスキーユとスペインドーナツの類似点

アニスを使った生地

スペインのドーナツ生地には往々にしてスパイスのアニスが使われており、メレンゲや砂糖のコーティングがされます。

例えばメレンゲをトッピングした聖クララのドーナツ(左) アニス風味の砂糖がけをした聖ブラスのドーナツ

メレンゲはサクッとした軽い食感、砂糖がけはやや重いシャリっとした食感になります。

レモン風味の糖衣

町のパレードで運ばれる作り物の巨大ルスキーユ

「アニスのドーナツにレモン風味の砂糖がけ」という今のルスキーユの姿になったのは1810年のことでした。

この年、フランスのパテシエのセゲラさん(M. Séguela)が、ドーナツのアニス風味の糖衣をレモン味に置き換えた商品を販売しました。

このルスキーユが生まれたオクシタニ―州、アメリー・レ・バン・パラルダ(Amélie-les-Bains-Palalda)では、ルスキーユを記念した販売会やパレードなど地元の催しが行われます。

スペインでは、19世紀末以降、スペインのマドリードで「リスタス」と呼ばれるレモン風味の砂糖がけのドーナツが誕生します。

セゲラ氏のドーナツがスペインに渡ったのか、はたまた、同時多発的に生まれたのかは定かではありません。

元スペイン フレンチカタルーニャ

日本の徳島県くらいの面積のピレネー・オリエンタル県。

この地域周辺は、1659年に締結された「ピレネー条約」によってフランス領となるまでは、スペインカタルーニャの統治下にありました。

条約により国が分断されてしまいましたが、文化は国境で区切ることができません。

ルスキーユのように他の地域から伝わってきて、独自の発展をした食べ物がまだまだたくさんありそうですね。

ピレネー・オリエンタル県は「北カタルーニャ」「フレンチカタルーニャ」と呼ばれています。

特にピレネー・オリエンタル県の中心地ペルピニャンではカタルーニャの文化が色濃く残っており、建築や食事からその歴史を感じる事が出来ます。

※2016年にフランスの22の地域圏が13に合併されました。以前はピレネー・オリエンタル県はラングドック=ルシヨン地域圏に属していましたが、現在はオクシタニ―地域圏に属します

ルスキーユは東京でたべられる?

東京では、自由が丘のフランス料理店「ココットキュイジーヌ」さんで通年手に入れることができます。

ふんわりとした食感に豊かに香るスパイスの風味・・・東京に住んでいる方は一度味わってみる価値ありです!

このブログでは世界の郷土菓子の紹介の他、世界各地のクリスマスの情報を紹介しています、

世界のいろんな味を見て回ろう!

では次回をお楽しみに~

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この記事を書いた人

趣味で食べ物と動物の絵を描いてます。ブログで世界のクリスマス文化についてお届けしています。

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